そろそろ夏のボーナスも入り、「このまま今の職場で働き続けていいのかな…?」と考え始めている方も多いのではないでしょうか?
今回は、私自身の転職経験をもとに、転職を考えるときに大切にしたいポイントや、実際に役立った準備内容をお伝えしたいと思います。
転職を考えたきっかけは「結婚」と「通勤時間」
私は結婚を機に引っ越しをしたことで、勤務地が大きく変わりました。会社に異動届を提出したところ、なんと往復2時間半もかかる店舗に配属されることに…。
数日働いてみて「これは身体がもたない」と実感。私の帰宅がどんなに早くても20時を過ぎてしまい、毎日夫に夕飯を作ってもらう状況に心苦しさを感じ、転職を真剣に考えるようになりました。
① まずは「自分にとって一番譲れない条件」を明確に
転職を考える上で最も大事なのは、「これだけは譲れない!」という条件をはっきりさせることだと思います。
私にとってそれは、通勤時間の短さでした。
- ドアtoドアで30〜40分以内に通勤できること
- 夫の帰宅が19:30なので、それまでに帰れること
この2点は絶対条件でした。
実は最初、パート勤務も検討しました。でも、エージェントの方から、
- 将来的に産休・育休を考えるなら正社員の方が安心
- パートでは福利厚生が制限される企業もある
というアドバイスがあり、ライフイベント(前撮り・新婚旅行・結婚式など)が控えていたこともあり、「これはちゃんと働いて稼がねば!」と正社員での転職を決意しました。
② 職務経歴書は細かく・正確に。経験は武器になる!
転職活動で重要になるのが、職務経歴書の内容。
私の場合は、薬剤師歴7年の中で10店舗に配属され、そのうち3店舗で管理薬剤師・薬局長を経験しました。これが評価され、応募した全企業から好感触な返答をいただけました。
特にアピールしたのは以下の点:
- 店舗名・処方箋枚数・門前の診療科目・配置人数
- 管理薬剤師としての経験
- ワンオペ経験(1人でレセプト請求なども含め対応)
ワンオペ経験は、1人で何を優先して処理すべきかの判断力や対応力が養われるため、意外と大きな武器になります。
※ちなみに、1年以内での異動が多かった点はエージェントから懸念されましたが、「全国転勤ありの大手チェーン」であることを説明し、ネガティブにはとられませんでした。
③ 健康診断や書類関係は転職前に準備しておこう
転職時に意外とバタバタするのが「書類の準備」です。
中でも以下の3つは確実に用意が必要でした:
- 健康診断書:転職前の会社で受けておくと◎
- 雇用保険被保険者証:入社時にもらったものを保管しておこう
- 源泉徴収票:退職から2〜3週間後に届くことが多い
源泉徴収票はWeb明細を使っていても、紙で届くことがあるので要注意。会社によっては書類がそろうまでに時間がかかるため、転職先には「書類が届き次第提出します」と伝えておくとスムーズです。
④ 企業型iDeCoの手続きは6か月以内が目安
企業型iDeCoを利用していた方は、転職先でも制度がある場合は引き継ぎ手続きが必要になります。
私も最初は不安でしたが、退職後6か月以内に手続きをすれば問題ないとのこと。転職先から資料が届いたら、早めに対応するのが吉です!
最後に:転職は「学び」と「刺激」にあふれた体験でした
転職には不安がつきものですし、やることもたくさんあります。でも、自分に合った働き方や生き方を見つけるためには大切なステップだと感じました。
私はこれまで「一つの会社で働き続けることが正解」だと思っていました。でも、実際に転職してみて、別の環境で新たに学ぶことの面白さや刺激を感じられました。
これからお盆の休暇で少しゆっくりできる方も多いと思います。この機会に、冷たい飲み物でも片手に、「自分の人生のこれから」を考えてみるのもいいかもしれません。
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